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不登校の保護者のための完全ガイド|6タイプの悩み別対処法とおすすめ支援まとめ(小学生・中学生)

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目次

なぜ不登校が今増えているのか?最新統計と社会背景をチェック

「学校に行けない日が続いている」「このままどうなってしまうのか」。そんな不安と孤独を胸に、日々を過ごしていませんか。

不登校という言葉が珍しくなくなった現代ですが、いざ我が子のこととなると、誰しも深く悩み、責任を感じてしまうものです。でもまず知っておいてほしいのは、不登校は”特別なこと”ではなく、”どの家庭にも起こりうる”時代になっているという事実です。

この記事では、不登校の最新統計と社会的背景を通して、保護者の方が感じている不安や自責の念を少しでも軽くし、次の具体的な行動へとつなげる情報をお伝えします。

文部科学省の統計に見る「不登校の急増」

文部科学省が2023年に公表した調査によると、小・中学生の不登校児童生徒数は全国で約30万人を超え、過去最多を更新しました。中学生では20人に1人以上が不登校という割合になっており、もはや”珍しいこと”とは言えません。

さらに詳しく見てみると、10年前と比較して不登校児童生徒数は約1.7倍に増加しています。これは単純に人口増加だけでは説明がつかない、明らかな社会的変化を示しています。

特に近年は、以下のような複合的な要因が影響しているとされています。

新型コロナウイルスの影響 長期休校やオンライン授業により、子ども同士の関係構築が難しくなりました。学校生活のリズムが崩れ、再び登校することへのハードルが高くなったケースも多く見られます。

いじめ・人間関係のトラブルの複雑化 以前よりも「表に出にくい」SNS上のトラブルや、グループ内での微妙な立ち位置による孤立が問題化しています。大人の目に見えないところで起こる関係性の変化に、子どもたちは敏感に反応しています。

家庭や個人の価値観の多様化 学校が合わないと感じる子どもに「無理に通わせたくない」と考える保護者が増加しています。これは決して悪いことではなく、子どもの心の健康を最優先に考える価値観の表れでもあります。

学業や進路への過度なプレッシャー 「ついていけない」「将来が不安」など、早い段階から感じるストレスが高まっています。情報化社会により、子どもたちが将来への不安を抱く年齢が低下していることも背景にあります。

これらは、親御さんの「育て方」が原因ではありません。社会の構造や教育制度の変化が子どもたちに大きな影響を与えているのです。

「自分だけじゃない」と知ることが、最初の安心になる

不登校に悩む保護者の方は、よくこう話します。

「こんなに悩んでいるのに、誰にも相談できない」 「恥ずかしくて、親戚や友人にも言えない」 「まわりの子はみんな普通に学校に行っているのに」

しかし、前述のように、今や不登校は決して珍しいことではありません。全国には、同じ悩みを抱えるご家庭が何万とあります。それを知るだけでも、「一人じゃない」と少し心が軽くなるはずです。

実際に、不登校支援を行う団体では、同じような状況の保護者同士が情報交換や心の支えとなる場を提供しています。

✅ オンラインカウンセリング「cotree(コトリー)」では、不登校やお子様の悩みに特化したカウンセラーとの相談が可能です。24時間いつでもメッセージでやり取りができ、忙しい保護者の方にも利用しやすいサービスです。

🔷 東京シューレのような不登校支援NPOでは、保護者向けの相談会や交流会を定期的に開催しており、同じ境遇の方々との出会いの場を提供しています。

まずは、不登校が特別なことではない時代になっているという現実を受け止めること。それが、これからの行動につながる”第一歩”になります。

しゅう先生

担任として勤務した16年間でも悩みをかかえて不登校になるお子さんは多く、それぞれが違う悩み・家庭状況でした。近年はさらに複雑化しているように思います。15年程前は確かに「不登校は絶対解消するべき」という雰囲気がありましたが、最近はそのようなことは全くなく、ご家庭の希望に合わせて支援する方針がほとんどです。

不登校は家庭のせいじゃない。保護者が最初に知るべき5つのポイント

「私の育て方が悪かったのかも…」 「甘やかしてしまったから、学校に行けなくなったのでは」

そんな風に、自分を責めていませんか?けれども、それは誤解です。ここでは、保護者がまず知っておきたい大切な5つの視点をご紹介します。

1. 不登校の背景は子ども一人ひとりで異なる

一口に「不登校」と言っても、その理由はさまざまです。

  • 学校での人間関係(友人関係、教師との関係)
  • 学習の遅れや自信の喪失
  • 朝起きられない体調不良(起立性調節障害など)
  • 自己肯定感の低下
  • 社会への漠然とした不安
  • 発達特性による集団生活の困難さ

こうした背景は家庭環境だけで決まるものではありません。むしろ、学校という集団の中で感じるストレスや、子ども自身の特性に由来することが多いのです。

2. 「無理に行かせる」ことが逆効果になることも

「とにかく行かせなきゃ」という気持ちは、親として自然です。でも、不安やストレスが限界にきている状態で無理をさせると、体調の悪化や心の傷が深まる恐れがあります。

専門家によると、無理な登校刺激により、うつ状態が悪化したり、家族関係が悪化したりするケースも報告されています。まずは「行けない理由」に耳を傾け、無理に登校を促すことが必ずしも最善ではないと理解することが大切です。

3. 「親子関係の見直し」ではなく「関係の再構築」

多くの保護者が「何か間違えたのかも」と自問します。でも、責めるのではなく、これからの関わり方を一緒に見直していく機会と捉えることができます。

会話のタイミングや距離感、安心できる空間づくりなど、できることは少しずつあります。不登校をきっかけに、今まで見えなかった子どもの本当の気持ちや特性に気づくことも多いのです。

4. 周囲の無理解に振り回されない

「厳しくすれば治る」「甘えているだけじゃないの?」そうした声に心を痛めている方も多いでしょう。

けれども、外からの一方的な価値観に振り回される必要はありません。今は、家族の安心を最優先にすることが、子どもにとっても最大の支えになります。

5. 「相談すること=弱さ」ではない

一人で抱え込まなくて大丈夫です。専門機関への相談は、”弱さ”ではなく”強さ”の選択です。

🔷 信頼できる相談窓口

  • 文部科学省『不登校サポートガイド』: 保護者向けの基本情報と相談先一覧がまとめられています
  • 地域の教育支援センター(適応指導教室): 自治体によって名称は異なりますが、通級や相談支援が可能です
  • 24時間子供SOSダイヤル: 子どもだけでなく保護者からの相談も受け付けています

🔶 参考書籍 『不登校は1日3分の働きかけで99%解決する』(森田直樹著)では、家庭でできる具体的なアプローチ方法が紹介されており、多くの保護者の方に支持されています。

不登校の悩み①「学校行きたくない・・」にどう返す?初期の声かけは?

「また学校休むの?」「いいかげん行きなさい!」そんな言葉を、思わず口にしてしまった経験はないでしょうか。

しゅう先生

この気持ち、元教員として、保護者として痛いほどよく分かります。

親として感じる困惑は自然なこと

不登校が始まったばかりの頃、親として感じる驚きや不安、戸惑いは当然のことです。「どうして急に?」「このままでいいの?」という気持ちの中で、つい「正しい答え」を求めてしまいがちです。

しかし、文部科学省の調査によると、不登校の原因は多岐にわたり、単純な解決策はありません。子どもの心はとても繊細で、大人の思い込みによる「説得」は、かえって心の扉を閉ざしてしまうことが多いのです。

不登校のお子さんには「叱責」ではなく「共感」を示すことが、信頼関係を築く第一歩となります。

効果的な声かけの具体例

まず大切なのは、お子さんの気持ちを否定せずに「聴くこと」です

○ 効果的な声かけ

  • 「今日はどんな気持ち?」
  • 「しんどいんだね」
  • 「無理しなくていいよ」
  • 「何か話したいことがあったら、いつでも聞くから」

これらの言葉は、子どもが自分の気持ちに気づき、親に信頼を寄せるきっかけとなります。沈黙にも寄り添い、言葉にならない思いを待つ姿勢が重要です。

避けるべきNG対応

一方で、以下のような対応は、子どもの心をさらに傷つけてしまう可能性があります。

× 避けるべき声かけ

  • 「怠けているだけでしょ」(否定・決めつけ)
  • 「○○ちゃんは毎日学校に行っているのに」(他者との比較)
  • 「行けば楽しいよ」(一方的な励まし)
  • 「みんな頑張っているんだから」(プレッシャーをかける)

これらは、子どもに「理解されていない」という孤立感を与え、さらに心を閉ざす原因となってしまいます。

しゅう先生

対応が分からず感情的になってしまったり、不登校の知識がないまま自分の経験だけで話したりしてしまいがちです。特に不登校初期の保護者の方に多い声かけです。

専門機関への相談も大切な選択肢

もし家庭だけでの対応が難しいと感じたら、一人で抱え込まずに専門機関に相談することをおすすめします。

🔷 【相談先】地域の教育支援センター(適応指導教室) 専門のスタッフが、お子さんの状態に合わせた具体的な対応法を一緒に考えてくれます。

各自治体で名称は異なりますが、「教育支援センター」で検索すると、お住まいの地域の窓口が見つかります

不登校の悩み②子どもが暴言・暴力をふるうとき、親はどうすればいい?

暴言や暴力は子どもの心のSOSサインの可能性もあります。まずは家庭の安全を確保し、一人で抱え込まずに専門機関に相談することが大切です。

また、自分の思い通りにならない、自分の気持ちをぶつけるところがなく、家族に冷たくしたり粗暴になったりすることも考えられます。

「なぜ家で暴れるの?」その背景を探ります

不登校の過程で、子どもが家で暴れたり、親に暴言をぶつけたりするケースは決して珍しくありません。「もうどうしていいか分からない」と、心身ともに疲れ果ててしまう保護者の声を多く聞きます。

このような行動は、単なる「わがまま」ではなく、子ども自身の心のSOSによる場合があります。

しゅう先生

しかし、私の経験上、この「なぜ?」については原因を探ろうとしてもお子さんが話さない、またはお子さん自身も分からないということも多くありました。

暴言・暴力の心理的背景

学校という環境で傷つき、自分の居場所を見失った子どもは、感情のコントロールが難しくなります。そして、「安全地帯」である家庭で、溜まった感情が爆発してしまう傾向があります。

  • 学校でのストレス・トラウマの蓄積
  • 自分の気持ちをうまく表現できない苛立ち
  • 「分かってもらえない」という孤独感
  • 将来への不安や絶望感

緊急時の対応方法

1. 安全確保が最優先 物を壊したり、親や兄弟に手を出したりする場合は、すぐに距離を取りましょう。親が「何とかしなきゃ」と一人で抱え込むのは危険です。

2. 冷静な対応を心がける

  • 子どもの暴言に感情的に反応しない
  • 「今は話せない状態」と理解する
  • 落ち着いてから話し合いの機会を作る

3. 専門機関への相談

🔷 【緊急相談先】児童相談所 匿名でも相談でき、緊急時の一時保護や専門機関の紹介もしてもらえます。24時間対応しているので、いつでも相談可能です。

長期的な対応のヒント

暴言や暴力の背景には、「分かってほしい」「助けてほしい」という気持ちが隠れていることもあります。自分の気持ちを言葉で表現できず、人や物にあたってしまうこともあります。

時間をかけて信頼関係を築き、少しずつ話せる状況を作っていくことが大切です。

しゅう先生

私が担任した生徒のなかにも、家庭で暴力をふるってしまうお子さんがいました。特に小学校高学年~中学生あたりからこの傾向が多いように思います。中学生にもなると力も強く、反抗期も重なって言葉遣いがひどい・・と苦労するお母さんをたくさん見てきました。

保護者が一人で抱え込まず、外部の力を借りることは、立派な勇気ある行動です。「親として失格」ではなく、「子どものために最善を尽くしている」証拠なのです。

不登校の悩み③ 家族に理解されず孤立感がつらい…親自身を守るためにできること

不登校の子どもに寄り添う毎日の中で、「家族からの理解が得られない」という孤立感に悩む保護者の方は本当に多くいます。

「甘やかしているから学校に行かないのよ」「もっと厳しくしないとダメじゃない」。夫婦間での意見の対立や、祖父母からの心ない言葉に、まるで自分だけが悪者になったような気持ちになるパターンです。

特に不登校の原因について家族内で考え方が分かれると、毎日の会話さえ重荷に感じてしまいます。でも知っていただきたいのは、不登校は決して一人の責任ではないということです。それぞれの世代や立場によって、理解の仕方や感じ方が違うからこそ、すれ違いは起こるものなのです。

何より大切なのは、「私が悪いわけではない」と自分自身を認めることです。そして親自身の心のケアを後回しにしないことが、長期的に子どもを支えるための基盤となります。

孤立感を和らげるためには、家族以外の安心できるつながりを作ることが有効です。一人で抱え込む状況から、少しずつでも抜け出していきましょう。

🔷信頼できる家族支援機関

  • 全国こども家庭支援センター協議会:家族全体を対象としたサポートを提供
  • 各自治体の子ども家庭支援センター:地域密着型の相談窓口
  • NPO法人全国フリースクール協議会:保護者相談も対応
しゅう先生

現場での経験上、ご自身を責めてしまうのはお母さんが多かったです。家庭内で味方がいないと感じるときこそ、「第三者の力を借りる」ことが親を守る大切な一歩になりますので、気持ちを抱え込まずに相談してください。

不登校の悩み④学校との関係がつらい…担任や校長との連携が難しいときの対処法

「担任の先生に相談しても、なかなか理解してもらえない」「校長先生の対応が冷たく感じる」。学校との関係に悩む保護者の声をよく耳にします。

しかし、現場で16年働いていた身としては、不登校対応が無関心だった教員は少ないように思います。現在は市町村や学校単位で不登校の研修が行われていたり生徒指導の会議で確認したりと、依然と比べて柔軟な対応ができるようになってきていると思います。

それでも学校側との連携が上手くいかない場合は確かに多くありますので、無理に深い連携を求めようとすると、かえって疲弊してしまうこともあります。そんなときは、適切な距離感を保つことも一つの選択肢だと思います。

学校とのやりとりにストレスを感じる場合は、教育支援センター(適応指導教室)などの中立的な機関を間に入れることで、よりスムーズな連携が可能になることもあります。

この記事を書きながら思ったことを、記事末に載せさせていただきました。よろしければご一読ください。

🔷地域の教育支援機関

  • 教育支援センター:各市町村に設置、学校復帰にこだわらない支援も提供
  • スクールカウンセラー:校内の相談専門職
  • スクールソーシャルワーカー:家庭と学校をつなぐ調整役

まずは学校に「相談できる専門の方を紹介していただけませんか」と一言伝えてみることから始めてみてください。

「すべてを自分で解決しようとしない」。これが、学校との関係に疲れたときの最初のステップです。

不登校の悩み⑤ 子どもの将来が不安で眠れない…進学・就職の選択肢と現実

「このまま学校に行かないで、将来はどうなってしまうのだろう」。夜、布団に入ってもそんな不安で眠れない日があるかもしれません。

私も同じような不安を抱えていました。周りの子どもたちが普通に学校に通っている中で、我が子だけが取り残されてしまうのではないか。そんな焦りと心配で、毎晩胸が締め付けられる思いをされている保護者の方は、決してあなただけではありません。

「普通」の進路だけが選択肢ではない時代

でも今の時代は、従来の「中学→高校→大学→就職」という一本道だけが人生の道筋ではありません。多様な学びの選択肢が用意されており、それぞれの子どもに合った道を見つけることができるようになっています。

文部科学省の調査によると、2023年度の通信制高校在籍者数は約23万人を超えており、その中には不登校を経験した生徒も多く含まれています。

進路の具体的な選択肢は?

通信制高校

通信制高校では、子どものペースに合わせて登校日を調整でき、自宅中心の学習も可能です。

最近の通信制高校は、ただ単位を取得するだけでなく、心理支援や進路指導が充実した学校が増えています。実際に、通信制高校から有名大学に進学する生徒や、自分の興味のある分野で起業する生徒も珍しくありません。

通信制高校の特徴:

  • 週1~5日まで登校日を選択可能
  • 午前・午後・夜間など時間帯の選択ができる学校もある
  • カウンセラーやソーシャルワーカーが常駐している学校が多い
  • 体験学習や職業体験が充実している

高等学校卒業程度認定試験(高認)

高等学校卒業程度認定試験は、高校を卒業していなくても高校卒業と同等の学力があることを認定する国の試験です。

年2回実施され、合格すれば大学受験の資格を得ることができます。実際に高認から大学に進学し、医師や弁護士、研究者になった方々もいるようです。

フリースクールでの学び

フリースクールは、学校教育法に基づかない教育施設ですが、子どもの個性や興味を重視した教育を行っています。

  • 少人数制で一人ひとりに寄り添った指導
  • 体験型学習やプロジェクト型学習が中心
  • 年齢を超えた交流ができる環境
  • 在籍校で出席扱いになる場合もある

学習の遅れへの不安にどう向き合うか

個別対応が可能な学習支援

オンライン学習サービス

家庭教師や個別指導塾の活用

不登校の子どもに特化した指導経験のある家庭教師や、個別指導塾も増えています。集団授業が苦手な子どもでも、マンツーマンなら集中して学習に取り組めることも多いです。

🔷公的な学習支援

  • 教育支援センター(適応指導教室)での学習支援
  • 自治体の無料学習支援事業
  • 図書館での学習スペース提供

就職への道筋も多様化

新しい働き方の選択肢

  • 在宅ワーク・リモートワーク:IT関連の仕事を中心に、在宅で働ける職種が増加
  • フリーランス:デザイン、ライティング、プログラミングなど、スキルを活かした働き方
  • 起業・創業:10代で起業する若者も増えており、学歴よりもアイデアと実行力が重視される
  • 職人・技術者:伝統工芸や専門技術の分野では、学歴よりも技術力が評価される

企業の採用基準の変化

最近では、学歴よりも個人の能力や人柄を重視する企業も増えています。特にIT業界やベンチャー企業では、実力主義の傾向が強くなっています。

不登校の悩み⑥誰にも相談できない…保護者自身が限界を感じるとき

子どもの不登校に向き合いながら、家事、仕事、周囲への対応…。気がつくと、保護者自身が心身ともに限界を迎えていることがあります。

「もう頑張れない」「誰にも相談できない」そんな気持ちが湧いてきたら、それは保護者のSOSサインです。決して軽視してはいけません。

このような状況では、一人で抱え込まず、専門家に話を聞いてもらうことが本当に重要です。誰かに気持ちを聞いてもらうだけでも、心がふっと軽くなることがあります。

🔷公的機関の相談窓口

  • 各自治体の子ども家庭支援課:無料相談が可能
  • 地域保健センターの心理相談:専門職による支援
  • 教育委員会の教育相談:不登校に特化した相談

オンライン心理相談サービス

  • cotree(コトリー):オンラインで心理カウンセリングを受けられ、匿名相談も可能。1回5,000円程度から利用できます

🔶保護者向けのおすすめ書籍

不登校の子を支える親のメンタルケア』:保護者向けの書籍、実践的なセルフケア方法を紹介

しゅう先生

保護者(特にお母さん)が精神的に追い詰められるのを何度も見てきました。しかし、自分を大切にすることは、決してわがままではありません。どうか一人で抱え込まず、様々な相談窓口を利用してください。

不登校のお子さんを支えるための支援サービスまとめ

記事で紹介している支援機関や民間サービスをまとめました。

オンラインで利用できる民間支援サービス

cotree(コトリー)は、臨床心理士や公認心理師による本格的なオンラインカウンセリングサービスです。不登校の子どもへの対応で疲弊してしまった親御さん自身の心のケアにも活用できます。「子どもにどう接していいかわからない」という悩みを専門家に相談することで、新しい視点や具体的なアドバイスを得られるでしょう。

✅ すららは、自宅学習に特化した対話型オンライン教材です。不登校が続く中で「勉強の遅れ」が気になる場合に、学校とは違う環境で学習を継続できます。アニメーションキャラクターとの対話形式で進むため、勉強への抵抗感が少ない子どもにも取り組みやすい設計になっています。公式サイトはこちら→不登校のこと、もうひとりで悩まないで!【すらら】

✅ ティントルは、オンライン個別指導に特化したサービスです。一対一の関係性の中で、子どもの学習意欲を丁寧に育てていくアプローチが特徴的です。学校の先生とは違う「新しい大人との関係」を築くことで、社会とのつながりを回復していく足がかりにもなります。詳細を見るにはこちら→【ティントル 不登校専門オンライン個別指導】

信頼できる公的支援機関

🔷 教育支援センター(適応指導教室)は、各自治体が運営する不登校支援の拠点です。文部科学省の方針に基づき、学習支援だけでなく、体験活動や相談活動も行っています。お住まいの地域の教育委員会に問い合わせることで、詳細な情報を得られます。

🔷 東京シューレは、不登校の子どもとその家族を40年以上支援してきた実績あるNPO法人です。フリースクールの運営だけでなく、親の会や相談事業も展開しており、家族全体をサポートする体制が整っています。

不登校を「解決する」のではなく「共に歩む」ためにできること

「どうしたら学校に行けるようになるのか」「いつになったら普通の生活に戻れるのか」――そんな思いで胸がいっぱいになることがあルと思います。でも、不登校を「解決すべき問題」として捉えすぎると、かえって親子関係が窮屈になってしまうことがあります。

不登校は病気ではありません。お子さんが今置かれている「状態」の一つです。そして、その状態には理由がある場合がほとんどです。学校での人間関係、学習面での困難、発達特性との関連、家庭環境の変化など、原因は複合的であることが多く、簡単に「治す」ものではないのです。

「期待」を手放すことの大切さ

「こうなってほしい」という親の期待は、愛情の表れです。しかし、その期待が強すぎると、お子さんは「期待に応えられない自分はダメな子だ」と感じてしまいます。まずは「今のままでも大丈夫」というメッセージを、言葉と態度で伝えてみてください。

家庭を「安全基地」にするための具体的な方法

失敗を責めない雰囲気づくりは、回復の土台となります。「学校に行けなかった」ことを問題にするのではなく、「今日も一日お疲れさま」という声かけに変えてみる。小さな変化ですが、家庭の空気は確実に変わります。

また、頑張りを強要しないことも重要です。「明日は頑張って起きてみようか」ではなく、「今日はゆっくり休もう」という言葉が、心の回復を促します。

「今この瞬間」を大切にする関わり方

将来への不安は尽きませんが、「今をともに生きる」という視点を持つことで、親子の関係性は深まると思います。一緒にテレビを見る時間、何気ない会話、静かに過ごす時間――そのすべてが、お子さんの心の栄養になるはずです。

この「共に歩む」という姿勢をぜひ大切になさってください。やがて羽ばたく一歩となりますように。

まずはここから。今日からできる小さな一歩リスト

「何から始めればいいかわからない」という気持ち、よくわかります。大きな変化は必要ありません。今日できる小さなことから始めて、親子の関係と未来を少しずつ育てていきましょう。

🔸 朝の「おはよう」で心のつながりを保つ お子さんが部屋から出てこなくても、ドア越しに「おはよう」と声をかけてみてください。返事がなくても大丈夫です。

🔸 「今日は何もしなくてもいい日」を作る 「今日は何をしようか」ではなく「今日は何もしない日にしよう」と宣言してみる。この逆転の発想が、お子さんの心の重荷を軽くするかもしれません。

🔸 学習支援サービスの資料を取り寄せる 「いつか使うかもしれない選択肢」として手元に置いておきます。お子さんの心が落ち着き、学習に前向きになり始めたときに相談するのがいいと思います。

🔸 地域の教育支援センターの情報を調べる お住まいの自治体が運営する適応指導教室の情報を、教育委員会のウェブサイトで確認してみてください。見学だけでも可能な場合が多いです。

🔸 オンラインカウンセリングを試してみる 限界になる前に、ご自身が専門家に相談してみてください。お子さんへの対応方法だけでなく、あなた自身の心の整理にも役立ちます。

🔸 同じ境遇の親とのつながりを作る SNSの不登校支援コミュニティ等。「一人じゃない」という実感が、心の支えになるかもしれません。

🔸 不登校に関する書籍を一冊読んでみる 新しい視点を得るきっかけになります。

🔸 「今日の小さな良いこと」を一つメモする お子さんの笑顔を見た、一緒に食事ができた、挨拶を交わしたなど、どんなに些細なことでも構いません。この記録が、後から振り返ったときの参考になるかもしれません。

変化は一朝一夕には起こりませんが、これらの小さな積み重ねが、必ずより良い明日につながっていきます。

16年間、教育現場で感じてきたこと – 不登校の保護者の方へ

この記事を書きながら、元教員として16年間の経験を振り返っています。

これまで多くの不登校のお子さんと出会い、そのご家族と一緒に悩み、考える時間を過ごしてきました。最近では、1つのクラスに2人、時にはそれ以上の不登校のお子さんがいることも決して珍しくない状況です。

保護者の皆様の想いに触れて

この16年間で、本当に様々な保護者の方とお話しする機会をいただきました。

お子さんの状況を冷静に受け止め、学校と一緒に考えてくださる方。学校への不信や怒りを率直に表現される方。どの保護者の方も、根底にあるのは「我が子を思う深い愛情」だということを肌で感じてきました。

時には「学校が悪い」「先生のせいだ」というお言葉をいただくこともありました。そんなとき私自身も胸が痛くなります。でも同時に、そこまで感情的になってしまうほど、保護者の方が苦しんでいらっしゃることも理解しています。

不登校対応に「正解」はないからこそ

不登校の原因は本当に複雑で、はっきりとした理由が見つからないまま時間が過ぎてしまうことも少なくありません。

私がこれまで出会った同僚の先生方は、みなさんお子さんとご家族の悩みを何とか解決したいと、本当に一生懸命努力していました。放課後に遅くまで残って家庭訪問の準備をしたり、休日でも保護者の方からのお電話に応じたり。

でも、それでも「不登校」という課題に、確実な正解はありません。対応が上手くいかなかったり、学校の対応が冷たいと感じたりした場合は距離を置くことも必要な選択だと感じています。

しかしその前に、可能な限り学校と連携をとりお子さんの様子を聞いてみてください。そして、ご家庭での様子もお話ししてみてください。「最近、何か気になることはありませんでしたか」といった、些細な情報交換でも構いません。

学校との関係が悪いよりも、連携をとって話し合った方がお互いのためになる。これは100%間違いありません。

信頼関係を築くために

時々、学校側が真摯に対応していないというニュースを目にすることがあります。そのたびに、私は本当に悲しい気持ちになります。もしそのような状況であれば、距離を置くことも必要な判断だと思います。

ただ、もし「気持ちがすれ違っている」「思いが伝わらない」という状況でしたら、もう少しだけ話し合いの場を設けてはいかがでしょうか。お互いの想いを理解し合えれば、きっとお子さんにとって最善の道が見えてくるはずです。

さいごに

不登校はすぐに解決する場合もありますが、実際多くは長期戦になります。

「今日はちょっと休みたいと言っているけど、明日は大丈夫」と考えている場合も多いですが、いつのまにか1週間になっている・・ということも珍しくありません。

「お子さんの顔が暗い」、「楽しく学校の話をしなくなった」などの変化が現れた場合は、いつもよりも注意深く様子をみてあげてください。そして、休みたいと言い始めたらお子さんのサインかもしれません。

初期対応が本当に大切ですので、お子さんが話してくれるようであったらすぐに話を聞き、学校と連携して悩みの解決に向けて動き出して欲しいと思います。

元教員としての率直な想いを書かせていただきました。

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この記事を書いた人

しゅう先生|study365ライター:子どもの学び担当
小中学校勤務歴16年。担任、教科指導、生徒指導、不登校対応、情報担当、進路指導、部活指導の校務経験が多いです。現在は個別指導塾を運営。子どもとラーメン好き。

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